
点群ビューワーとは、点群データを閲覧・確認できるツールです。
点群データを受け取ったものの、
「とりあえず中身を確認したい」
「高額なソフトを入れるほどではない」
と感じ、点群ビューワーを探している方も多いのではないでしょうか。
一方で、
「点群処理ソフトとの違いがよくわからない」
「無料の点群ビューワーで本当に良いのか判断できない」
と迷うケースも少なくありません。
本記事では、点群ビューワーの基本的な役割や、点群処理ソフトとの違い、具体的な活用例をわかりやすく解説します。
点群ビューワーが使える無料ソフト5選や利用時の注意点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。なお、点群ビューワーとしての閲覧機能に加え、点群データの共有や管理、簡単な確認作業までまとめて行いたい場合は、クラウド型点群処理ソフトという選択肢もあります。
なかでもScanXは、高性能なパソコンを必要とせず、ブラウザ上から点群を閲覧・共有できるため、点群ビューワー用途としても手軽に活用可能です。
ScanXなら閲覧に加えて共有・処理まで対応可能
ScanXは、点群データの保存・処理・共有までをオンライン上で完結ScanXは、ブラウザ上で点群データの閲覧・確認ができるクラウド型の点群処理ソフトです。
点群ビューワーとしての利用はもちろん、データの共有や管理、AIを活用した点群処理までを一元的に行えます。
・直感的な操作画面で、専門知識がなくてもすぐに使える
・インターネット環境があれば、デバイスを問わずに利用可能
・URLひとつで点群データを共有でき、関係者との連携がスムーズ
・初期費用ゼロ、月額29,800円から気軽に始められる
・点群データをアップロードするだけで、AIが自動的に解析・クラス分類
気になる方はお気軽に資料をお受け取りください。
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目次
点群ビューワーとは
点群ビューワーとは、取得した点群データを3D空間上で可視化し、閲覧・確認するためのツールです。
レーザースキャナーやフォトグラメトリといった方法で取得した点群データを立体的に表示できるため、現場の形状や位置関係を直感的に把握できます。
点群ビューワーでは、点群データの回転・拡大縮小・視点移動といった基本操作に加え、特定箇所を拡大して確認したり、全体を俯瞰して現場を把握したりすることが可能です。
点群データの表示・閲覧に特化しているため、一般的には大規模な編集や高度な解析機能は搭載されていません。
点群処理ソフトとの違い
点群ビューワーと混同されやすいのが、点群処理ソフトです。どちらも点群データを扱うツールですが、役割やできることには明確な違いがあります。
点群処理ソフトとは、3Dスキャナーや測量機材で取得した点群データを加工・解析し、3Dモデルや図面、数量算出などの成果物を作成できるツールです。
具体的には、ノイズ除去やクラス分類、点群の間引き、メッシュ化といった処理機能が搭載されており、設計・施工・出来形管理など、実務での活用を前提とした作業に活用されます。
一方、点群ビューワーは、点群データを3D空間上で表示し、形状や位置関係を確認・共有することに特化したツールです。
高度な編集や解析は行えないものの、現場確認や打ち合わせ、発注者への説明用途で役立ちます。
基本的には、点群データの閲覧のみを目的とするなら点群ビューワー、加工・解析が必要な場合は点群処理ソフトといった形で使い分けるとよいでしょう。
近年では、閲覧機能に加えて共有や処理まで一元的に対応できるクラウド型点群処理ソフトも登場しており、点群ビューワーの代替として利用されるケースも増えています。
点群データを閲覧することでわかる情報
点群データには、3次元の座標情報(X, Y, Z)や色情報(R, G, B)など、空間を構成するさまざまな情報が含まれています。
点群ビューワーを使って情報を可視化することで、現場の地形や構造物の形状、位置関係を立体的に把握できるのです。
点の密度が高い点群データほど、対象物の輪郭や細かな凹凸まで表現しやすくなり、実際の状況をより忠実に再現できます。
また、点群データは取得方法や対象範囲によっては数百万から数億点にもなり、対象物の形状や寸法をミリ単位の精度で捉えられる点も特徴です。
点群ビューワーの活用例
点群ビューワーのメリットは、取得した点群データを3D空間上で可視化し、現場の状況を視覚的に確認できる点です。ここでは、点群ビューワーの活用例を4つ紹介します。
【点群ビューワーの活用例】
- 建設・土木分野での現場確認
- 地形・測量業務での活用
- 工場・プラントのレイアウト検討
- 防災・シミュレーション分野での活用
建設・土木分野での現場確認
点群ビューワーは、建設・土木分野において施工管理や品質確認の精度を高める目的で活用されています。
点群ビューワーを3D空間上に表示すれば、現場の地形や構造物の位置関係を直感的に把握できます。高さや奥行きといった情報も視覚的に確認できるため、図面や写真だけでは伝わりにくい情報を補完でき、関係者間の認識ズレを防ぐことが可能です。
代表的な活用方法のひとつが、施工前後の比較です。施工前に取得した点群データと施工後のデータを重ねて表示すれば、地形や構造物の変化を視覚的に捉えられます。これにより、出来形管理や施工精度の検証にも役立ちます。
さらに、設計データと位置関係の確認や、現場に行かずに状況を把握する用途、機材の搬入経路の事前検討などに活用されています。離れた場所からでも現場の様子を確認できるため、打ち合わせや確認業務を効率的に進めることができます。
このように、点群ビューワーを活用すれば、施工計画の精度向上や情報共有の円滑化が実現し、手戻りや施工ミスの防止、業務効率の改善につなげられます。
地形・測量業務での活用
点群ビューワーは、地形・測量業務においても幅広く利用されています。
ドローンによる空中測量で取得した点群データを3D空間上に表示することで、地形の起伏や段差、斜面の状況などを立体的に把握できます。
画面上で地形の状態を確認しながら作業を進められるため、地形モデルの作成や測量成果の確認を効率的に進められるのです。
また、取得した点群データは、地図作成に加え、洪水や土砂災害といった自然災害リスクの評価にも活用されています。
浸水想定区域や土砂災害警戒区域の検討では、実際の地形を3Dデータとして確認したうえで分析を進められる点が特徴です。
防災計画の検討や関係者間での情報共有をスムーズに実施できる点も、点群ビューワーが選ばれている理由の一つといえます。
工場・プラントのレイアウト検討
点群ビューワーは、工場・プラントのレイアウト設計でも活用されています。
工場内の設備や空間を点群データとして3Dで可視化することで、実際の環境にあった効率的なレイアウトを検討しやすくなります。
また、寸法を正確に把握できるため、無駄なスペースを減らしながら、設備の配置バランスを検討できる点も特徴です。
さらに、3Dモデルと点群データを重ねて表示すれば、設計データと実際の現場環境との整合性を確認するといった使い方もできます。
設計ミスや施工時のトラブルを防ぎやすくなり、改修工事における手戻りや追加コストの発生リスクを抑えられます。
防災・シミュレーション分野での活用
点群ビューワーは、防災・シミュレーション分野でも活用が進んでいます。
点群データをもとに現実空間に近い3Dデータを構築できるため、災害発生を想定した具体的なシナリオ検証を実施できるのがメリットです。
例えば、VRやAR技術と組み合わせれば、実際の地形や街並みを再現した仮想空間を構築し、災害発生時の被害状況や避難行動をシミュレーションできます。
現実に近い環境で緊急時の対応訓練を実施できるので、事前に危険が想定される場所や避難経路上の課題を可視化できるでしょう。
対応手順の整理や課題抽出にもつながり、防災訓練の質を高める材料として活用されています。
訓練結果を踏まえた避難計画の改善や運用ルールの見直しに役立つ点も特徴です。
点群ビューワーが無料で使えるソフト5選
点群ビューワーは種類が多く、無料で使えるソフトも多いため、どれを選べばよいかわからないと迷う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、点群ビューワーが無料で利用できるソフトを5つ紹介します。

1.CloudCompare
CloudCompare(クラウドコンペア)は、3D点群データの可視化・編集・解析ができる無料のオープンソースソフトウェアです。
点群データの表示だけでなく、位置合わせ、必要範囲の切り取り、樹木のフィルタリング、間引き、メッシュ作成、等高線作成、縦断面図・横断面図の作成などができます。
その他にも、動画・静止画の作成やさまざまなファイルへの変換などが可能であり、機能が充実している点が特徴です。
大規模な点群データや業務用途では、パソコンスペックやデータ容量によって動作が不安定になることもあるため注意が必要です。
2.3D Point Studio
3D Point Studioは、Intelligent Style株式会社と複数の大学が連携した研究プロジェクトで開発されたソフトウェアです。
国土交通省が主催する令和元年度のi-Construction大賞で優秀賞を受賞した実績があります。
3D Point Studioは、オンライン版(Webシステム)とオフライン版(アプリケーション)が展開されており、一部の機能であれば無料で利用可能です。
オンライン版では、国土地理院の地図から閲覧したいエリアを選択し、対象エリアの点群データをダウンロードせずにインターネット上で閲覧できます。
一方、オフライン版では、点群データの閲覧に加え、プラグイン機能を拡張することで高度な編集や解析も可能です。
3D Point Studioは、国が整備した道路の点群データの閲覧や活用に特化したソフトであり、ユーザーが取得した独自の点群データを扱う用途では向いていません。
3.ReCap
ReCapは、Autodesk社が提供している点群データ処理を目的としたソフトウェアです。
有料版であるReCap Proの30日間トライアルに申し込むことで、期間が終了したあとに一部機能が制限された無料ツールとしてReCapが利用できます。
各種形式の点群データを読み込ませ、閲覧やクリップによる基本的な編集は可能ですが、不要な点の削除やメッシュデータの作成などは無料版ではできません。
Navisworks Freedomは、Autodesk社が提供している3Dデータの閲覧・レビュー向けツールです。
データ閲覧は、画面の回転や移動、始点の位置変更を実施できます。
レビューでは、3Dモデルの計測や埋め込みコメントの表示が可能であり、社内・受発注者感でのレビューに役立てることが可能です。
一方で利用できる拡張子にはNavisworksのオリジナルデータ (NWD)、DWF(DWF・DWFX・W2D)、Autodesk ReCap(TCS、RCP)と制限があるため注意が必要です。
PointCab Shareは、PointCab社が提供している点群データの閲覧ツールです。
PointCabには、ORIGINS PROやORIGINS、アカデミック版、Share版などのラインナップがあり、Share版は無料で利用できます。
作成済みのプロジェクトファイルを開くだけで点群データを簡単に閲覧できる点が特徴です。
断面表示や簡易的な距離計測に対応しており、成果物の内容を確認する用途に適しています。
また、点群全体の構成を把握できる表示機能や、パノラマ画像を用いた共有機能も備えているため、関係者への情報共有にも活用できます。
無料の点群ビューワーを利用するメリットと注意点
無料の点群ビューワーは、点群データの閲覧や基本的な操作を手軽に試せます。
利用を検討する際は、無料ツールならではのメリットだけでなく、注意点を理解しておくことが重要です。
ここでは、無料の点群ビューワーを利用するメリットと注意点について解説します。
メリット
無料の点群ビューワーのメリットは、コストをかけずに点群データを閲覧・確認できる点です。
オープンソースや無料で提供されているソフトであれば、初めて点群データを扱う場合でも導入しやすく、試験的な利用にも適しています。
ライセンス費用が不要なため、社内の複数メンバーへ展開しやすく、チーム内での共有やレビュー用途にも活用できます。
点群データの見え方や基本的な操作を事前に理解できることで、ツール選定時のミスマッチを防ぎやすい点もメリットです。
また、有料ソフトを導入する前に、点群データの扱い方や業務での運用イメージをつかむ目的でも役立つでしょう。
注意点
無料の点群ビューワーは、一部の機能が制限されているケースが多く、大規模な点群データの処理や解析には適していません。
フィルタリングやノイズ除去など、実務で必要となる機能が制限されているケースもあります。
また、点群データの容量が大きい場合は、動作が不安定になったり、処理速度が低下したりするリスクも考えられます。
さらに、サポートが十分ではない点群ビューワーでは、セキュリティ面や運用面のリスクにも注意が必要です。
業務で点群データを利用する際は、扱うデータの重要度や共有範囲を整理したうえで、ツールの特性を慎重に見極めることが求められます。
業務で点群ビューワーを活用するなら「ScanX」
コストを抑えながら点群データの閲覧や共有、処理までを一元的に実行できる方法として、クラウド型の点群処理ソフトを導入するのもおすすめです。
中でもクラウド型点群処理ソフトのScanXは、直感的な操作性に加えてAIを活用した機能を搭載しており、業務の効率化にもつながります。
ここでは、ScanXの特徴を3つ紹介します。
AIによる自動クラス分類

ScanXでは、点群ビューワーとして点群データを確認するだけでなく、AIによる自動クラス分類にも対応しています。
点群データをアップロードすると、独自アルゴリズムを用いたAIがノイズ、地表面、植生、構造物などを自動で分類するため、作業での分類や編集を行う必要がありません。
分類作業にかかる工数を削減できるだけでなく、担当者による判断のばらつきを抑え、一定の品質でデータ処理を進めやすくなります。
また、点群の閲覧から分類結果の確認までをクラウド上で完結できるため、高スペックなパソコンを用意せずに運用できる点も特徴です。
特定の担当者に作業が集中しにくく、チーム全体で点群データを扱いやすい環境を構築できます。
URL共有によるスムーズな閲覧

ScanXでは、共有用URLを簡単に発行して、関係者はWebブラウザから点群データを閲覧できます。
専用ソフトのインストールや高性能なパソコンは不要で、タブレットやスマートフォンからもアクセス可能です。
例えば、土木・建設分野では、現場にいる担当者がタブレットで点群データを確認しながら状況を関係者へ共有し、現場確認や意思決定のスピードアップが期待できるでしょう。
さらにScanXでは、点群データに加えて設計データをアップロードし、重ね合わせて確認することも可能です。

BIMで利用されるIFC(Industry Foundation Classes)にも対応しているので、変換せずにそのままアップロードして表示ができます。
施工状況や出来形を設計データと照らし合わせて確認しやすくなり、設計との差異を早い段階で把握できるため、手戻りの防止や品質管理の精度向上につながります。
低コストで導入・運用できる

ScanXは、初期費用ゼロ・月額29,800円(サポート費用込み)から利用できるクラウド型の点群処理ソフトです。
ソフトのインストールや環境構築が不要で、インターネット環境があればブラウザ上からすぐに利用をかいしできます。
操作画面は直感的に設計されており、専門知識がなくても点群データの閲覧や処理を進めやすい点が特徴です。
複数人で同時に利用ができるため、特定の担当者に作業が集中しにくく、チーム全体で点群データを扱う場合にも適しています。
また、専用端末の購入や高スペックなパソコンを新たに用意する必要がなく、ハードウェア面の追加コストを抑えられる点もメリットです。
閲覧・共有から点群処理までをクラウド上で一元管理できるので、運用負荷を抑えながら業務効率化を実現できるでしょう。
\クラウド型点群処理ソフトScanX/
点群ビューワーを活用して3Dデータ活用を進めよう
点群ビューワーは、点群データを手軽に表示・閲覧できるツールとして、点群データの内容を確認するのに活用されています。
無料で利用できる点群ビューワーもあるため多く、点群データの見え方や活用イメージを把握する目的であれば一定の効果が期待できます。
一方で、無料の点群ビューワーは機能が一部に制限されているケースが多く、大規模な点群データの取り扱いや編集・解析が必要な場面では、作業効率やセキュリティ面での課題に注意が必要です。
業務用途として点群データを本格的に活用する場合は、閲覧だけでなく処理や共有までを一貫して行える点群処理ソフトの導入を検討すると良いでしょう。
なかでもクラウド型点群処理ソフトのScanXは、直感的に操作できるUI/UXを備えており、インターネット環境があれば複数名で同時に作業できます。
高額なソフトやパソコンを用意しなくても、初期費用ゼロ・月額29,800円(サポート費用込み)でデバイスを問わずに利用が可能です。
点群データの閲覧から処理までをスムーズに進めたい方は、ぜひ無料デモやお試し処理を活用してください。
