機能詳細

従来の点群処理ソフトウェアは、ライセンス制でダウンロード・インストールが必要でした。 ライセンスは高額で、高スペックPCを必要とし、点群データが大容量なため、データ共有にも手間がかかっていました。スキャン・エックスは、従来のソフトウェアが持つ課題を解決し、点群データの利活用に貢献します。

機能一覧

ユーザー管理機能

データセキュリティの観点から、全価格プランに管理者と編集者、閲覧者権限を設定することが可能になりました。プランに応じ、複数の方が同時にアップロードや編集作業を並列処理で行うことができます。

点群の自動分類

ScanXは、自動化された独自アルゴリズムの実装により、点群データ解析をより簡単にしました。数回クリックするだけで、アップロードした重い点群データをスムーズに可視化させ、自動でクラス分類が行われます。
地表面、樹木、建物、ノイズなどの自動分類に対応しており、引き続きより多くのクラス分類や精度向上に向けて開発を進めています。ユーザーは、点群のフィルタリング作業に時間を割かれることなく、本来の作業に集中して業務効率化を実現することが可能になります。

ベースマップ

Google Earthなどを使うことなく3D地図と3Dデータを重ねることが可能になりました。これまではGoogle EarthにKMLファイル等をインポートして、近隣住民説明などを実施するユーザーが多くいました。このベースマップがあれば、ScanX2.0だけで点群やお使いのデータを3Dマップに重ねることが可能です。

データダウンロード

点群ファイルの形式として一般的に使われる拡張子に対応しています。
対応ファイル:las, laz, txt

計測ツール
(距離、面積、体積等)

2022年6月のアップグレードで、計測機能も大幅に使いやすくなりました。体積計算がリアルタイムで可能になり、法面の角度の計測機能も実装され、よりスムーズに計測ツールをお使いいただけます。

ビュークリップ

操作画面上でご利用いただける、データを3D切取りする機能です。

座標変換

データアップロード時に、数学系から日本の測量系の座標変換(XY反転)が行えます。アップロード後の編集画面でも、座標変換や座標移動などの操作が可能です。

ノイズ再除去

アップロード完了時に自動で行われるクラス分類で、すでにノイズも分類されていますが、手動で設定し再度除去することか可能です。

点群合成

複数の点群を一つにまとめる機能です。広域のマルチスキャンデータの処理に役立ちます。

重複点群除去

アップロード時または編集時に、同じxyz座標上にある点を除去します。スマートな分析工程やストレージ最適化に役立ちます。

点の間引き

データセット内の重複点をフィルタリングし、点密度の変更が行えます。フィルタリングは、直接X ,Y, Zの長さ、または各セルの周囲の指定された半径のいずれかで行うことができます。

地表面の再分類

データセット内の地表面を、再度抽出する機能です。データセットのデジタル地形面で、地表面のみを地面として抽出します。

植生・建物の再分類

地表面を抽出した後に、樹木や建物を、再度分類する機能です。樹木は高さ別に分類されます。

欠損補間

地上型レーザースキャナの直下など、地表面が欠損している箇所に点群を補完します。スムーズな地表面点群を生成するのに最適です。

手動分類補正

手動でクラス分類を修正したい点群を平面図上で選択して、分類を変更する機能です。

DSM/DTMメッシュ生成

地表面抽出を行なった後に、地表面にTIN、DSM、DTMを生成する機能です。

等高線生成

パラメータを指定して、等高線の生成が可能です。

出来形帳票出力

点群データの出来形帳票が可能となりました。国土交通省の土木工事施工管理基準規格値に準拠しています。現在道路土工における掘削工、路体盛土工、路床盛土に対応しております。

樹木解析

ドローンなど空撮によるLiDAR測量や写真測量で取得した森林の点群データをScanXにアップロードし、樹木解析ボタンを押すだけで、樹木1本ずつ抽出したデータを自動出力。
樹木の本数、XYZ座標、樹高などを自動算出。CSVデータなどでダウンロード可能です。

深層学習分類NEW

自動クラス分類に深層学習を取り入れた、高精度の分類機能です。電線や電柱、自動車や歩行者などの分類も可能です。

3Dメッシュ生成NEW

メッシュ生成ボタンを押すだけで、メッシュモデルを自動生成。 パラメータの詳細設定が可能で、対象でない分類情報を持つ点群を除いた上でメッシュ生成をすることもできます。
glb、gltf、obj、off、ply、stl 等のファイルフォーマットにて出力可能。

グリッド化NEW

点群をグリッド化し、軽量化します

2D切り取りNEW

上からの視点により、点群を手動で切り取ることができます。 切りっとった点群を再処理したり、ダウンロードしたりすることができます。

自動分類や
共有機能など、
ScanXで 点群処理をもっと簡単に。

導入にあたってのご不安や疑問点を丁寧にお伺いし、 貴社のICT推進、業務効率化のお手伝いをいたします。お気軽にお申込みください。

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